発言数 162
表示
時刻 メッセージ
01:03:57 kuROM が切断されました:Quit: 何故眼鏡を外したのか
01:09:47 Terunosu_ が切断されました:Quit: Leaving...
01:10:47 minazuki2 が切断されました:Quit: Leaving...
20:00:07 urya (urya@p2176-ipbf401niigatani.niigata.ocn.ne.jp) が #魔獣舞台 に参加しました。
20:32:37 urya が切断されました:Quit: Leaving...
21:37:25 IDEA (idea@p9127-ipngn100306tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp) が #魔獣舞台 に参加しました。
21:38:12 Terunosu_ (terunosuke@p135.net220148037.tnc.ne.jp) が #魔獣舞台 に参加しました。
22:44:28 akira (akira@p7024-ipngn100108osakakita.osaka.ocn.ne.jp) が #魔獣舞台 に参加しました。
22:54:44 AROE (aroe@zaq7ac4480c.zaq.ne.jp) が #魔獣舞台 に参加しました。
23:06:33 akiraEM_10
23:06:45 AROECLOSE_10
23:07:53 Aoilo (Azure@p10006-ipngn100304sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp) が #魔獣舞台 に参加しました。
23:08:08 Aoilojunpei_10
23:10:34 Terunosu_Ibuki_10
23:23:14 IDEA が切断されました:Quit: Leaving...
23:26:13
EM_10
****【甲種】キャンペーンイベント 奇譚『神隠しの物語』最終章―  ****
23:26:13
EM_10
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
23:26:13
EM_10
「…やっと、はじまるわけか」
23:26:14
EM_10
「ああ」
23:26:16
EM_10
常闇の中、帰路につく2人の間に流れるのは、いつもと同じ空気だ。
23:26:19
EM_10
「…いっておくが、俺はあの時から既に死んでいるようなものだぞ」
23:26:22
EM_10
「わかってるさ。だから、俺は俺のすべきことをするだけだ」
23:26:25
EM_10
会話がそれきり必要なくなったように、2人は黙って歩を進める。
23:26:29
EM_10
その2人の後を追うように、少女は不安の表情を浮べながら歩んでいた。
23:26:32
EM_10
「…誰のせいでもない。むろん、お前のせいでもない」
23:26:34
EM_10
ぽつり、と呟かれた言葉に、答える者はいなかった。
23:26:38
EM_10
23:26:42
EM_10
「さて、彼に協力要請はしたし、これで準備は万全といったところか」
23:26:45
EM_10
腰に手を当てて【堰】である校舎を見上げ、少女は左目をしかめながら笑った。
23:26:48
EM_10
「…ふふ、魔術戦など何十年ぶりだろうか。ここに観客がいないのが惜しまれるが…」
23:26:51
EM_10
静寂の中、少女はその深き深淵を見据える。
23:26:53
EM_10
「魔術師は名乗ってからが戦い。おのが誓言を唱えてからが、真の本領!
23:26:56
EM_10
我こそが―――――七屋敷夢人。
23:26:58
EM_10
この呪われしき真理を得た《神樹に吊るされし魔術師》がいかなるものか、その身をもって学ぶがいい」
23:27:01
EM_10
高らかに謳った少女の外套が、静寂を割って、闇に翻った。
23:27:06
EM_10
23:27:10
EM_10
そこには、闇があった。
23:27:12
EM_10
闇がその者を包む光景は、まるで胎のように優しく見えて、そしてそれゆえに、あまりにもおぞましく見える。
23:27:15
EM_10
その者は、穏やかに、愛おしげに、夢見るように、笑みを浮かべながら、呟いた。
23:27:18
EM_10
「考えてたのとは、違ったけど、知ってたのとはそんなに変わらない感じかな?」
23:27:21
EM_10
つぶやきは、闇に消える。
23:27:23
EM_10
が、その闇はつぶやきに答えた。
23:27:27
EM_10
「―――君は今、『結末』へと踏み出したのだね」
23:27:31
EM_10
闇は、闇を震わせて暗鬱な声を響かせた。
23:27:33
EM_10
途端、神の最初の言葉を逆さまにしたように闇が凝縮し、1人の人型を生み出す。
23:27:36
EM_10
「『結末』と【願望】を持つこと。これが君と人でない者を分かつ、たった二つのものだ」
23:27:39
EM_10
「そんな大層なもの、もってるつもりはないんだけどな。私はただ、お友達になりたいだけだもの」
23:27:43
EM_10
「そのために起こることを全て知っていながら、実行までしておいてかね?」
23:27:46
EM_10
「何でもハジマリはいつもそんなもんだよ、きっと」
23:27:48
EM_10
2人は、笑う。
23:27:50
EM_10
「でも、もう終わり。この『物語』の『結末』。いくつもの準備を整えて、いくつものかわいそうな子をつくったけど、そろそろおしまい」
23:27:54
EM_10
歌うように、その者は言葉を紡ぐ。
23:27:56
EM_10
「みんなには訪れて、貴方には決して来ないもの」
23:27:58
EM_10
人型は、嗤う。
23:28:00
EM_10
その者は、言う。
23:28:04
EM_10
「よろしくね」
23:28:06
EM_10
「こちらこそ」
23:28:08
EM_10
「そして、さようなら」
23:28:16
EM_10
「さようなら―――【魔女】よ」
23:28:20
EM_10
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
23:28:25
EM_10
**** 依頼フェイズ 30分 ****
23:28:29
EM_10
【開催情報】
23:28:31
EM_10
タイトル:奇譚―**
23:28:33
EM_10
EM  :昂
23:28:35
EM_10
開催日時:3月28日 23:00~
23:28:37
EM_10
参加人数:3人
23:28:39
EM_10
退魔種別:甲
23:28:41
EM_10
参加条件:今までにこのキャンペーンに参加したことがあるPCのみ
23:28:44
EM_10
(人数そろわなかった場合のみ、誰でも可) 
23:28:46
EM_10
キャンペーン内容:下記ページ参照
23:28:48
EM_10
http://www40.atwiki.jp/majyusupo/pages/177.html
23:28:52
EM_10
【依頼情報】
23:28:55
EM_10
依頼年月日:3月28日18時頃
23:28:57
EM_10
依頼場所:聖常学園高等部正門前
23:28:59
EM_10
依頼人:七屋敷夢人(ななやしき ゆうと)
23:29:01
EM_10
依頼内容:《物語》に結末を与える手伝いをしてほしい
23:29:05
EM_10
概要:
23:29:07
EM_10
今夜、一連の『物語』が始まり、そして終わる。
23:29:09
EM_10
《こちら側》の準備も、《あちら側》の準備も終わり、そして始まりの狼煙が上がる。
23:29:12
EM_10
しかし、《こちら側》の人手と力が少々足りなくてね。
23:29:14
EM_10
本来『物語』の登場人物ではない君達に『役割』を与えるのは、ルール違反、バランスブレーカー、『物語』の崩壊、というものだろうが、そうこういってられない状況なのだよ。
23:29:18
EM_10
君達に依頼することは、君達にとってはとても簡単なことさ。
23:29:22
EM_10
ただ、破壊してくれればいい。
23:29:23
EM_10
まぁ、編集者、という『役割』で『物語』のてこ入れをしてくれるほうが後始末は楽だがね。
23:29:26
EM_10
贅沢は言わんよ。
23:29:28
EM_10
今この学園には、7つの『物語』を用いた1つの大きな《儀式場》が形成されている。
23:29:31
EM_10
7箇所中3箇所に君達はそれぞれいってもらい、そこの『物語』を破壊してくれ。
23:29:34
EM_10
我々は残りの3箇所の『物語』に結末を与えてくる。
23:29:36
EM_10
6つの『物語』が終われば、最後の『物語』への介入ができるようになる。
23:29:39
EM_10
最後の『物語』には、私は『役割』がなくてね。
23:29:41
EM_10
【魔王】の手助けをしやってほしいのさ。
23:29:43
EM_10
【魔王】がこの一連の『物語』に結末を与える手伝い―彼を邪魔する【モノ】の破壊を。
23:29:48
EM_10
退魔対象:【魔王】を邪魔する【モノ】
23:29:52
EM_10
解決方法:《物語》に結末を与える手伝いし、《物語》に結末を与える。
23:29:57
EM_10
居場所(退魔フェイズ時):不明
23:30:01
EM_10
【ゲーム補助】
23:30:06
EM_10
絶対障壁
23:30:08
EM_10
[事件フェイズで退魔対象を拘束・退治する行為]
23:30:10
EM_10
[事件フェイズで外部への連絡及び外部からの連絡不可]
23:30:14
EM_10
キーワード
23:30:16
EM_10
[《物語》]、[《神隠し》]、[【魔女】]
23:30:20
EM_10
【情報源】
23:30:22
EM_10
<場所・状況>
23:30:24
EM_10
名称:高等部のどこか①
23:30:26
EM_10
初期情報:
23:30:28
EM_10
入ったなりに分岐するので何処に行くかはわからない。
23:30:30
EM_10
歩いていけば、そのうち《物語》と遭遇するだろう。
23:30:34
EM_10
<場所・状況>
23:30:36
EM_10
名称:高等部のどこか②
23:30:38
EM_10
初期情報:
23:30:40
EM_10
入ったなりに分岐するので何処に行くかはわからない。
23:30:42
EM_10
歩いていけば、そのうち《物語》と遭遇するだろう。
23:30:46
EM_10
<場所・状況>
23:30:48
EM_10
名称:高等部のどこか③
23:30:50
EM_10
初期情報:
23:30:52
EM_10
入ったなりに分岐するので何処に行くかはわからない。
23:30:54
EM_10
歩いていけば、そのうち《物語》と遭遇するだろう。
23:30:58
EM_10
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
23:31:03
EM_10
夕暮れ時。
23:31:05
EM_10
異様に赤い空の下、人気が一切感じられない密度の高い静寂に包まれた高等部の校舎を背に、黒い外套を羽織った少女―七屋敷夢人は左目をしかめつつ悠然とその場に立っていた。
23:31:09
EM_10
夢人「概要は以上だ。この校門から入れば、本来の【堰】の姿をした《狭間》の学園内にいける」
23:31:12
EM_10
夢人「既に狼煙は上がり、【魔王】達は内部に入っている」
23:31:15
EM_10
夢人「確認事項があるなら、今の内に行ってくれ。内部では通常手段で連絡がとれないだろうからね」/
23:32:05
junpei_10
「といっても、謎解きは今回は要らないってこと?」/
23:37:50
CLOSE_10
「最低限こなすべきことは<物語>を終わらせる事ですが・・・十塚君たちは出来る限り無事に済ませた方がよいですか?それともあまり気にする必要はない?」/
23:40:56
Ibuki_10
「…邪魔するモノの、破壊……どのくらいまで、イイ?」/
23:41:31
EM_10
夢人「謎というか《物語》を読み解き編集者としててこ入れして結末をあたえてくれてもかまわんよ」
23:41:31
EM_10
夢人「そのほうが後々楽だからな」>順平
23:41:31
EM_10
夢人「私個人としては、気にしてほしいが…役割としては終わらせることが最優先だ」
23:41:31
EM_10
君ならわかるだろ?という表情で>クローズ
23:41:31
EM_10
夢人「完全に、だね」>伊吹/
23:45:16
CLOSE_10
納得したように「了解です」と、微笑を返す/
23:46:36
Ibuki_10
「…わかった」頷く/
23:47:05
junpei_10
「うーんそういうのは英雄の介添人がいたら任せたいところだけど…結局ぶった斬るしかできないんだよなあ」/
23:48:15
EM_10
夢人「なら破壊すればいい。君達の力は定義を壊せるほど強力なのだからね」
23:48:29
EM_10
被害はわからんがな、とつぶやきつつ/
23:50:44
CLOSE_10
「最低限、仕事の達成はしないといけませんが・・・だからと言って、何もかも壊すことを前提に話を進めることはないですよ」>伊吹
23:50:51
CLOSE_10
一応ツッコミは入れておく/
23:52:30
Ibuki_10
「そう…自重する、頑張る…」/
23:52:51
junpei_10
「それじゃま、行きますか」/
23:53:05
CLOSE_10
「そうですね。それでは働きましょうか」/
23:53:22
Ibuki_10
「ん…」/
23:54:45
EM_10
3人を見送ってから【魔道士】は闇を見据える。
23:55:08
EM_10
夢人「・・・まぁいいだろう。さて、私もいくとするか」
23:56:02
EM_10
黒の外套を翻し【魔道士】も門をくぐった。
23:56:17
EM_10
=========================
23:56:17
EM_10
*** 間幕1 ***
23:56:17
EM_10
それぞれが校門をくぐる。
23:56:17
EM_10
すると、まるで水の中に墜ちるような感覚とともに世界が反転し、闇が全てを覆った。
23:56:17
EM_10
御影「せっかくの観客だ。君達がかかわらなかった1つ目の《物語》でも少し見せようか」
23:56:22
EM_10
23:56:28
EM_10
詩が聞こえた。
23:56:30
EM_10
どこか懐かしい、ずっと探してた、少女の詩を。
23:56:32
EM_10
「おい!斎理待て!」
23:56:34
EM_10
静止の声を無視して、声に導かれるように走れば、そこは池の傍の1本の桜の木があって。
23:56:37
EM_10
ただ、それだけだった。
23:56:40
EM_10
それでも、その木から、木の下あたりから、声が聞こえる。
23:56:43
EM_10
だから――――掴んだ。
23:56:45
EM_10
「―――っ!?」
23:56:47
EM_10
「ようやく、見つけた」
23:56:49
EM_10
それが、少年と少女の出逢い。そして、これが《物語》のハジマリ。
23:56:54
EM_10
―ねえ、自分の足りないものを補ってくれるお呪い、ってしってる?―
23:56:59
EM_10
=========================
23:57:01
EM_10
****事件フェイズ(120分/1シーン40分)****
23:57:03
EM_10
1:クローズ 2:伊吹 3:順平
23:57:05
EM_10
=========================
23:57:07
EM_10
**** シーン:クローズ ****
23:57:13
EM_10
―ゴーン
23:57:15
EM_10
チャイムの音が響く。
23:57:17
EM_10
その音で、意識が闇の中から浮上する。
23:57:19
EM_10
そこは、廊下だった。
23:57:21
EM_10
窓の外は真夜中の公園に似た静謐な景色が暗闇の中に広がっていた。
23:57:24
EM_10
時刻は、校門に踏み込んで数秒しかたっていない。
23:57:26
EM_10
それなのに、先ほどまで赤く黄昏に染まっていた空はなく、呼吸音など全ての音を飲み込んで吸収してかき消す、冷たく静謐な闇。
23:57:30
EM_10
月があるにもかかわらず、ひどく色濃い印象のある闇が満ちる、ひどく孤独感を煽る廊下に、ポツンと、貴方はただ、立っていた。
23:57:34
EM_10
どうしますか?/
23:57:57 junpei_10 が切断されました:Quit: 脱色。
23:59:34 Aoilo (Azure@p10006-ipngn100304sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp) が #魔獣舞台 に参加しました。
23:59:44 Aoilojunpei_10
23:59:54
CLOSE_10
では、現在の位置を記すために廊下の窓ガラスに指で落書きをして
表示するメッセージがありません。